10月からインボイス制度というものが始まる。
この制度、一言でいうとややこしい(笑)
説明しろと言われても正直言って自信がない。Wikipediaからそのまま引用すると
インボイス制度(インボイスせいど)とは、消費税(付加価値税)の仕入税額控除の方式の一つで、課税事業者が発行するインボイス(売手から買手へ正確な適用税率や消費税額等を伝えるための請求書など[1])に記載された税額のみを仕入税額控除することができる制度のことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%88%B6%E5%BA%A6
・・・わからないですね
消費税の仕入れ税額控除の方式の1つみたいだが、「仕入れ税額控除」がそもそも説明できない。
会社の経理とか税理士とかが普通にこの「仕入れ税額控除」という言葉を使ってくるわけだが、一般人には全くと言っていいほどなじみがない。だから話が通じないw
そして、これは調べてみると控えめに言って増税だなということ。
どうしてそう思ったのか?
仕入れ税額控除とかいう難解な日本語
仕入れ税額控除とかいう日本語の意味を知らないと全然頭に入ってこない。
自分も大して理解できていないのでうまく説明できるかどうか怪しいものだが、ざっくり説明する。
まず、消費税というものがどういう風に国に納められているのかということから説明したほうがいいと思う。
事業者が国に消費税を納付するときの算定方法なのだが、預かった消費税から、預けた消費税の差額を納付している。
つまり、「モノ・サービスを売った時に預かった消費税」-「モノ・サービスを買ったときに預けた消費税」=納付する消費税 という形になる。
仕入税額控除は、この預かった消費税から差し引く預けた消費税の部分のことを指す。。。らしい。
預かった消費税から差し引ける(控除できる)ことを仕入税額控除というらしい。
会社の経理担当者なんかがこのインボイス制度で騒ぎまくっているのは、この仕入税額控除できなくなると消費税の納付額が増えるかららしい。つまりは、増税か・・・
仕入という言葉がつくから仕入だけなのかと思いきやそんなことはない。事業者が支払ったものに関するもので消費税がかかっているものにはもれなく対象となっている。
この仕入税額控除を正しくカウントさせ、消費税を支払う仕組みのようだ。
そして仕入税額控除をするための要件がいくつかあって、適格請求書発行事業者が発行する適格請求書の交付を受けたものを保存する必要がある。
適格請求書発行事業者とは
適格請求書発行事業者というのは、そのまんまなんだけど適格請求書を発行できる事業者を指す。
登録をすれば法人、個人事業主問わず登録ができるがいいことばかりではない。
要件のうちの中に、消費税の課税事業者であることが挙げられる。
そして、税務署へ届け出をしないといけないみたい。
課税事業者にとっても免税事業者にとってもコスト増!?
免税事業者ではこのインボイス制度の適格請求書発行事業者にはなれない。
つまりは、消費税の納付を免除されている事業者にとっては、課税事業者になれば実質的な増税になる。
免税事業者のままであればいいのかというとそうではない。取引先から値下げを暗に依頼されたり、取引を控えられたりする。
課税事業者にとっても、今まで経費として落とせていたものが相手が適格請求書発行事業者として登録していなかったりで全額仕入税額控除を受けれなかったりして結果支払う消費税が大きくなる(しばらくすれば落ち着いてくるのだろうけど・・・)
インボイスを発行できない事業者との取引は煩雑な事務処理が増えるのでコスト増になる。まさにこれが大きいんじゃないかな?
自分の会社だけでなく、相手が登録しているかの確認もしないといけないから・・・。きっちりやろうとしているところほど完璧に事務処理をしようとしてコスト増になりそう。
調べるほどに
調べれば調べるほど、コスト増や実質的な増税で政府以外誰得な感じがあります。
しかもあんまりニュースとかになっていないというね・・・
消費税を直接上げるというよりは、なんかわかりづらいように上げている感が半端ないね。
「実質的なコスト増」なので、消費税を直接上げるよりインパクトは弱いのだろうけど確実にコストが上がるから最終的な価格に上乗せされる可能性が高いんだよね。。。
個人事業主やフリーランスの方々が反対署名とかしていますが、取引を控えられたり、値下げ圧力が暗にかかったりする可能性も払しょくできないから景気を冷やすんじゃないかなと思っている。
まだまだ景気回復を家計が実感できていない中での実質的な増税なので、景気の腰折れさせたいのかななんて思ってしまう。そんなことしたら経済が打撃を受けるんじゃないのかなと思うんだがどうなんだろう。
会社でインボイス関係のことをよく聞かれるようになったし、いろいろ準備みたいなこともしないといけなかったから調べましたが、調べるほどに増税という感じがしました。
もちろん、免税事業者の方の益税問題もあるとは思うのですが、今なのかなという気がしますね。
前々から決まっていたというのはわかるのですがコロナ明けで回復しきっていない中でやってしまうのは消費税増税やった時と同じで景気を冷やすことになりかねないと思ったりもするわけで・・・
こういう時に議論して延期にしたりするのが、国会議員の先生のお仕事なのではと思うのですがどうなんだろう・・・?