こんばんは。
最近、人事異動の内示をもらいました。
直属の上司に呼ばれたから、どうせまたしょうもない相談事かと思いきや人事異動の話でした。
初めは誰の異動の話をしているのかわからなくて、この人異動が出て転勤するのかと思いながら、上司に人事異動が出たのかと聞いたら
「いやいや、君の話だよ」と突っ込まれてしまった。
よく考えれば、わざわざ呼び出されて人事異動の話などされるのは自分の事だろうと思うんだが
私の上司は、大企業から落下傘のように下りてきた典型的な人で相談という名の打ち合わせが多く
決断力に賭ける人だったこともあり、そういう風に勘違いをしてしまった。
私が今の部署にいた在籍期間
異動が出てしまったということで自分の今の部署の在籍期間を数えてみた。
数えるまでもないのだが、ちょうど3年くらいになる。
今の部署に異動になったのはちょうどコロナで大騒ぎする直前だった。
コロナで大変だったので多分忘れはしないだろう・・・
もう3年も経ったのかなのか、まだ3年しか経っていないのか・・・どうとらえるべきなのかわからないが、でも年を取るにつれて時間が進むのが早くなっている気がする。
子供のころは1年がすごく長かったように思えたんだけど、おっさんになった今となってはものすごく早く時間が流れているように思う。
話を戻すと3年。ちょうどよい期間なのかもしれない。上司も1度は変わったし良い経験も悪い経験もそれなりにできたように思う。
よかったこと
まず、良かったことから挙げると
- 初めて管理職として経験を積めた
- 初めて部下を持った(年上も年下も)
- 担当者ではない視点で物事の意思決定にかかわった
管理職での初の経験
一番大きいのが管理職として初めて経験を積んだことでしょうか。
今までずっと担当者として仕事をしてきましたけど、初めて管理職として仕事をしました。
管理職といっても、いわゆるプレイングマネージャーで担当者としての仕事もそこそこやっていたので、マネジメントだけすればいいというわけではありませんでした。それは中小企業なので仕方がないかな。。。
いろんな問題があったけどそれを管理職という立場で対処にあたったのは本当にいい経験になった。
特に人の採用に関しては、紆余曲折あったけど、派遣やハローワーク、紹介予定派遣など様々な方法で人を採用しようとした。
なかなかうまくはいかなかったけど、それでもこの分野は全く知らなかったのでいい意味でもよい経験となった。
初めて部下を持ったということ
次は、初めて部下を持ったということでしょうか
今までは、担当者としてずっと10年ちょっと仕事をしてきました。管理職として部下をもって仕事をするということがどういうことかイメージが付かなかったけどいい意味でも悪い意味でもいい経験ができたと思っている。
初めて持った部下が、年下の部下もいれば年上の部下もいて、どちらにも厄介な部下がいたけれど今のうちからこう言う経験ができたことはよかったはず。
特に、年上部下というのは扱いが難しいなというのは本当に痛感した。いろいろうまくいかないことも多く、辛いときもあった。
私は今の会社で比較的早く昇進していたのでこの手のことは今後も付きまとってくるだろう。今経験できたことはよかったと思う。
課題も少しながら見えた気がする。
管理職として意思決定をすることができた
最後は、管理職として様々な意思決定に携わることができたことでしょうか
事業所の一部署の管理職ということもあり、その部署での様々な意思決定や事業所全体の意思決定に携わったのはよい経験でした。
中には、自分がやることかと疑問を呈するものもありましたが、振り返ってみれば全体的にはよかったのだと思います。
特に意思決定をすることができない人が多いことを感じ、この部分については今後、自分ができるようになった方が良いと実感できたことは本当に良かったと思います。
中小企業の一管理職では、この意思決定をできるかどうかが重要のような気がしました。少なくとも今いる会社ではそれができない人が多く、それができるようになれば自分の立場も盤石なんだろうなという感じがしています。
管理職として反省点
管理職として辛かったこと・反省点を挙げていく。今後の課題でもあるので次はうまくできるように善処したいと思っています。
- 忙しいときに部下への指示がおろそかになっていたこと
- 何慢性的な人員不足と人の定着がうまくいかず、人がコロコロ代わっていったこと
- 視野が狭くよく推敲ができていなかったこと
部下への指示がおろそかになっていた
管理職になって痛感したこととして、指示を出したりまとめたりということをしないと各自好きなことをバラバラにしたり、指示待ちで何もやらない部下が意外と多かったこと。
特に自分が作業に忙殺されていて、うまく部下に指示できなかったがゆえに仕事が進んでいないことやうまく活かせていないと感じることが数多くあった。
何もやることがなければ指示を仰ぎに来るものだと思っていた節が自分にもあったがそれが幻想だということを思い知らされた。特に自分より若い世代や派遣社員に多い印象だったけど、指示をしないとやらない人には細かく指示を出していかないと動かないということを痛感した。
人の定着せず、派遣社員がコロコロと代わっていった
私の管理職としての力量不足とちょうど業務が拡大していく中で、人員不足と人の定着しないという問題にうまく対処ができなかった。
主に派遣社員を採用して業務を回していたのだが、更新のたびに定着せず辞めていくという状況が多発した。
そのため引継ぎのために一人分余分に人を雇わなければならず、コストが高止まりしたり、コロコロ人が代わっていくので業務がうまく引き継げないなど、、、
これは今まで経験したことのなく、初めはどうしたらいいのかわからなかった。今でもあの時の正解は何だったんだろうと思い悩むことはある。
世の中的に言えば、若年層の人材の母数が昔に比べて減っており、他の企業も同じく若年層を取ろうとしていて需要が高くなっていた時に時給を上げていかなかったから他の企業に負けていたというのもあったんじゃないかと思う。
気づいたのが遅かったけど、派遣社員の時給が上がっていた時期だったらしい。特に毎回お願いしている派遣会社の担当者は世間で時給が上がっていることをあまり言う担当者ではなかったので気づくのが遅くなった
(まぁ、気づいていてもなかなか時給を上げて募集できたかというとあの当時は難しかったかもしれないが・・・)
管理職としての経験が浅く、短慮だった
経験が足りないということもあって、物事を決めるときに短慮というか推敲ができていなかったことはあると思っています。
元々、あまり物事を深く考えず、直感的にサクッと決めてきた人間だったので。担当者のころは上司が軌道修正をしてくれていたんだと思います。自分が上司側になったらそれを自分でしないといけなかったわけなのですが、その点振り返るといまいちできていなかったと思われます。
自分にはメンターのような人もいなかったし、上の上司もそういうことをするタイプではなかったこともあって自分で決めれるという良い点もあったが、私自身に経験が圧倒的に不足していました。
迷いみたいなこともなくはなかったのですが、エイヤーで決めていたことが多かったです。そして、やった後に後悔するという。。。笑
致命的な失敗は運良くなかったものの、軽傷みたいなものは数多くあり、そこからいろいろ学ぶことができました。そういう意味ではよかったのかな?
振り返っての全体的な感想
さて、自分なりにいろいろと在任中のことを振り返ってきました。
この経験、私が30代半ばで経験したけど、もう少し早くできればよかったかなぁと思った。
いろいろ失敗するにしても若いころの方が、周りが寛容というのもあるし、自分自身が頭が柔らかいんじゃないかという。。。
40代を目前にして思うのは、年を取ると頭が固くなるというか変なプライドを持ってしまいがちになった気がします。
失敗できない気持ちが前面に出てしまうからなのかもしれませんし、自分より下の世代が増えてくるからかもしれません。
そうはいっても今の時代、変化が激しいからそう思ってもなんとか柔軟に物事を考えて学びながら頑張っていかないといけないなぁと思いながらまた明日から頑張っていこうと思います。
今日はこの辺で・・・